霧葵のブログ

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「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」の感想

久々に映画館に映画を見に行った。丁度1年ぶりに。1年前はポケモン「みんなの物語」を見た。

 

 

いや、サン・ムーンになってからの劇場版路線良いよね。劇場版オリジナル世界観の「キミに決めた」、「みんなの物語」は普通に良作だし、「ミュウツーの逆襲」を今の技術でリメイクするのも価値があることだと俺は思う。というわけで、「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」の感想を書きたいと思います。

 

 

最初から振り返りながら書くか。まず、やっぱアイとアイツーの話はカットされちゃったなぁ。それが痛い。まあ、尺的にしょうがないっていうのもあるし、仕方ないのかな。フジ博士の研究所はなんか近代的になってたなw

ミュウツーがサカキの手元から離れてニューアイランドに飛び戻るシーンで、空中でアーマーが取れてく所、あれ完全に「ミュウツー逆襲」そのままだよな!「EVOLUTION」はどのシーンも原作と一致してて驚いた。リメイクでストーリーが全然違うってことはよくあるけど、ここまで原作と似せるリメイクも中々ないんじゃないか?俺は話を変に弄るより、原作に忠実にリメイクした「EVOLUTION」を評価したいと思った。

いやでもやっぱポケモンにCGは合わないよなぁ。普通にアニメの方が俺には良かったわ。

 

「EVOLUTION」で良かった点を3つ。

1つ目は、ラストシーンのカスミの「いるんだからいるんじゃない?」がちゃんと入っていたこと。これを削らなかったことは評価したい。これは、首藤さんが「ミュウツーの逆襲」でテーマにしていた「自己存在」に対しての彼なりの回答の台詞だから、これを削ったら「ミュウツーの逆襲」をリメイクした意味がなくなる。でも、ちゃんと入っていたから良かった。

2つ目は、ラストシーンでミュウツーとコピーポケモンたちがピュアーズロックに向かうところが描かれているところ。これは本当にポイントが高い。分かる人には分かるネタって感じで。「我ハココニ在リ」に繋がるんだなっていうのが実感出来る。このシーン入れたのは本当に良リメイクだわ。

3つ目は、声優と曲を変えなかったことだな。やっぱミュウツーの声優は市村正親さんだし、主題歌は風といっしょになんだよなぁ。そういった意味で俺は「神速のゲノセクト」は嫌いだわ。てか、アニポケBWは本当にゴミだよな、EDが良曲だってこと以外。

 

映画見てて思ったことは、首藤剛志さんはアニメと劇場版を同じ世界として考えてたんだろうなってこと。よく、アニメ版のサトシと劇場版のサトシは別人だと考えられるけど(ダークライラティオスとタクトのこと考えるとそうとしか思えない)、少なくともカントー編ではそうじゃないんだなって思った。記憶を消すって事で辻褄を合わせてるし、63話のシゲルのサカキ戦も劇場版で描写されてるからな。

あとは、サトシが石になった理由はちゃんと答え?があったんだなってこと。まあ、これは首藤剛志のコラムに書いてあるからそれを読んでほしい。

他には、無印サトシはやっぱクソガキだよなぁって思った。まあ10歳だからね、しょうがないね。

 

 

あ、そうだ(唐突)

ミュウツーの逆襲」をより楽しみたいなら、「ミュウツーの誕生」(ボイスドラマ。CDはプレミアがついてAmazonで4000円くらい)を聞いたり、首藤剛志の「アニメスタイル」を読んだり、「ポケットモンスター The Animation」(全2巻。Amazonで1巻が4000円、2巻が7000円が相場)を買って読んだりしましょう。みんなも無印ポケモン、ゲットじゃぞ。

 

 

実はポケモンオタクです。が、話が合うポケモンオタクが全然いなくてつまらんな。俺は無印アニメを追ったり、レート対戦をしたり、アニポケXYのセレナに萌えたり、アニポケBWのラングレーが好きだったりするんだが、そういう奴が全然いなくて悲しいよ。

レート勢の友達はポケモンを対戦ツールとしか思わずアニポケに興味ないし(まあ、実際ゲーム版ポケモンはレートしか楽しくないが)、ポケセンでグッズ買う層は対戦もアニポケにも入り込まないしな。

 

 

結論は、「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」は原作の忠実なリメイクだと思う。問題点はアイとアイツーがカットされた所くらいで、それ以外は特に。CGが合うか合わないかで評価が変わるかなぁって感じ。

でもBWの時みたいにクソみたいな映画を量産するよりかは、「ミュウツーの逆襲」をリメイクする方が良いと思うな。

来年のポケモン映画も見に行こう。

 

(追記 2023

ポケットモンスター ココ、めちゃくちゃ良かったです。歴代の中でも最高に良かった。(売上は逆だが‥‥。まー、でも客足が伸びなかったのはしょうがない感あるが)

具体的な感想はここでは避けるが、まさかあんなに良い作品だったとは。様々な理由からポケモン映画の放映はストップしたままだが、俺は最後を飾るのがこの作品かもしれなくても全然構わないよ。それくらい良い作品だった。俺、親と子の話に弱いんだろうね。)