霧葵のブログ

大学受験/百合作品/例のアレ/音楽ゲーム/エロゲー・ギャルゲー/声優・アイドル/聖地巡礼/その他アニメ・漫画・ゲーム(三種の神器)

今更ながら「けいおん」を見た、泣いた。

この春休み俺は医学部再受験の勉強をすると意気込んでいたはいいものの、やる気は1週間も続かず、マジでゴミのような生活を続けている。

その中で唯一出来ているとしたらアニメの視聴くらい。昔から気になっていたアニメの消化を行なっている。特に面白かったのは、電脳コイルSchool Daysだろうか。電脳コイルはマジで面白く、俺史上最高に完走速度が早かったと思う。アニメを見る目が止まらなかった。
世界観が流星のロックマンと似ており、こういうの好きだなぁってなった。てか、時代設定が近未来な訳だけど、2021年現在ではイサコもヤサコも生まれてるってことだよな‥‥。
電脳コイルの登場人物が全部女で、絵柄が美少女アニメ風だったらマジで俺の中で天下取ってたわ。
あと、今季ならワンダーエッグ・プライオリティが圧倒的に面白いな。まだ放送途中だけど、このままの完成度で完結したら、俺の中でここ数年で一番評価出来るアニメ認定になると思う。
(追記)つまらなかったです。何これ?まーた「裏切られた」よ。
 
本題のけいおんに話を戻します。
俺は元々ラブライブが好きで、ラブライブけいおんの流れを汲んでいるってのは知っていたから、興味はあった。でもけいおんは意外と長く(1期2期特別回で41話。劇場版もある)、視聴に踏み切れなかった。でもアイカツによって鍛えられたため余裕で完走することが出来た。
 
けいおんを一言で表すなら「青春」だよな。1期の高校1年生から2期最終話の卒業式までで、高校生活の全てを追体験出来る。俺的には劇場版のエンドロールで大学生になった唯達の姿が出るのかなぁって思ってたけど、そんなことはなかったな。まあ、俺はそれでいい気がする。高校生の時代の軽音部しかアニメの尺の中に入れない方が純度が高くて良い。
1期の途中で梓が加入して、「すまん、あずにゃん必要ある?」って正直最初は思った(初期からレギュラーキャラが増えて戸惑った)けど、全部見たら絶対必要だわ。あずにゃんが居ないと、先輩から後輩へっていう高校生特有のテーマが使えなくなっちゃうからな。そういう意味では後輩キャラは必須なんだなと思った。
 
ラブライブを追っていた時、ラブライブけいおんのパクリというフレーズを良く聞いていたが、そういう意見が出てくるのもまあ理解できると思ったわ。でも、高校で部活モノで音楽がテーマだったら、合宿、ライブ(文化祭)、卒業式みたいなことが山場なのは必然だから、パクリっていうかジャンルが同じだから同じようなことで作品を作るしかないっていうだけだと思うけどな。
でも、高坂穂乃果=田井中律+平沢唯園田海未=秋山澪南ことり=琴吹紬って感じにキャラが似てるってのはあるな。
 
正直面白さ的にはラブライブ無印よりけいおんの方が面白かった。まあそれはしょうがなく、けいおんはメインキャラ5人で40話以上使えるが、ラブライブはメインキャラ9人で25話くらいしか使えないからな。どう考えてもキャラクターを掘り下げるならけいおんの方が有利だし、実際アニメだけを見るならけいおんの方がよく出来てる。(ラブライブはその分をSIDで補ってるところがある)
けいおんから面白さを少し抜いて、百合要素を少し増したのがラブライブ無印って感じがするなぁ。まあ、ぶっちゃけどっちも感動はするな。
けいおんは1期12話の学園祭ライブで筆ペンボールペンのところの平沢唯の語り、2期20話の学園祭ライブの後の夕暮れの中軽音部のこれからをみんなで語るシーン、24話の天使にふれたよ、劇場版の天使にふれたよで4回は泣けると思う。ラブライブは劇場版の僕光の練習着が流れる2番で少なくとも1回は泣けると思う。もう泣きのオタクだよ、こっちは。
ラブライブけいおんにアニメの完成度で劣ってるのはしゃーない気がするけどな。2010年代後半から声優のアイドル化っていうかリアルライブの需要が急速に高まった気がする。だから、ラブライブもアニメはあくまで1つの路線であって、リアルライブなりCDなりスクフェスなり色々な路線の中の一つって感じだったと思う。
でもけいおんはライブイベントを複数回やっており、CDの売上げも高かったようだが、それはあくまでアニメが面白かったために起きた副次的な結果であり、やはりアニメがメインなコンテンツであるという印象を受ける。アニメがきっかけでブームになったっていうか。
 
これ書いてて思ったが、最近のオタクコンテンツのライブの頻度おかしくねーか。ラブライブですら年間1回のライブで、人気が完全に表面化した2014、2015でもせいぜいファンミやったくらいだよな。
ここ最近人気だったバンドリなんて、2017くらいから始まった印象なのにもう9thライブやるのおかしいって。他にもユニットソロライブもやってる訳だし、やっぱ2010年代後半になってから急速に声優のリアルライブの需要が高まってるってのはマジだよなと思う。
 
けいおんの話に戻すか。
俺は普段アニメはopとed飛ばす派なんだがけいおんは飛ばして見ることが出来なかった。けいおんが終わってしまうのが嫌で。特にopがUtauyo!!MIRACLEになってからはマジでもうけいおん終わるんだなぁって感じがして戻ってもう一回op聞いてたりした。こんな気持ちになったのはけいおんが初めてだと思う。
 
軽音部と一緒に高校生活を過ごし切った気がして、俺はもう満足だよ。まさかけいおんがここまで質の高いアニメだと思わなかった。てか、自分がここまでハマるとは。
やっぱ、俺に刺さるのは女の子しか出てこないアニメなんだなぁと悲しくも実感した。男のプロデューサーやらマネージャーやらは要らないんだよ。
俺は人工美少女動物園を人一倍嫌っていた百合好きだったんだがなんでこんなことに‥‥。まあ現実は辛く、俺は何やっても上手くいかず、こんな厳しい環境の中、女の子しか出てこないアニメしか救いがないからしゃーない。
多分百合男子の連載がもう少し遅かったら桜ヶ丘の名前は音ノ木になってたと思う(笑)
 
数年前の京都で起きた悲惨で痛ましい事件に対して、俺は当時京都アニメーション制作のアニメで好きな作品は日常とユーフォくらいしかなく、どちらも心の底からハマってはなかったので、対岸の火事的な位置から見てしまっていたが、けいおんの面白さに心を動かされた今はもう違う。
 
青葉を死刑に出来ない日本の司法はもう終わってるよ。