霧葵のブログ

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[受験校選び]生物選択者が就職に有利な学部学科にいくには

人生初ブログ投稿ですね、はい。

今回は理系で生物を選択した(化学・生物選択を想定しています)高校生、浪人生に向けて、生物選択でも就職に有利な進路を取るには?というのを考えてみましょう。
 
基本的に高校で生物を選ぶと進む進路は、医学部、薬学部、歯学部、獣医学部農学部、理学部(化学科、生物科、数学科)、工学部(応用化学、バイオ工)って感じですかね。
この中で就職に有利と考えられるのは、医医、薬薬、歯歯、工学部(応用化学)辺りでしょうか。(獣医は正直あまり詳しくありません。すみません)
まあ、医療系の資格が取れる学部or工学部の企業からの需要が高い学科の2択になるでしょう。
 
 
まずは薬学部。薬学部と言えば安定のイメージがありますね。ですが、私立の薬学部はあんまりおススメ出来ませんね。正直言って学費が高過ぎると思います。じゃあ国公立ならどうかと言うと、国立薬学部いけるなら多分前期で地帝工学部受かると思うので、なら工学部行った方がいいよなぁと思います。薬学部は国立私立どっちに行ってもコスパが良いとは言えませんね。でも、安定雇用があるのは間違いないので選択肢としてはいいんじゃないですか?実際に使える資格を持って社会に出られるのは強みですからね。自分の友人も薬剤師になるのですが、新卒1年目から年収500万近く貰えるらしく、若いうちからある程度高い給料が得られるのは通常の理工系にはない強みだと思いました(2023年追記)
ちなみに医学部受験者の典型的滑り止めである中期薬学部(意外と滑る)は物理固定の所もあるので注意(静岡薬科大)。結局薬学部でも生物選択は不利ってことですね。
 
次は医学部。国立だと生物選択だと受けられないところもあるので注意ですね(群馬とか金沢とか)。まあ国立は全体的に物理有利なんでしょうがないです。でも、生物選択じゃ受からないってことはないのでセンターで高得点取って、二次の英語数学で点を取りましょう。
私立は学校によって物理有利、生物有利が分かれるんじゃないですか?物理有利のところが多めには感じますが。昭和なんかは以前は異様に生物が難しかったみたいですね(でも去年と今年は生物比較的簡単でしたよね。この傾向がずっと続いて欲しいです)。あと東京医科は間違いなく物理有利です。物理と生物の難易度差が酷すぎます。生物だと2つ選択問題が多く、それに部分点もなさそうなんで点が取りにくいんですよね。対照的に、物理は基本的な典型問題の寄せ集めなんで良問の風とかしっかりやってれば点取れると思います。
色々書いちゃいましたが、生物選択でも受かってる人は沢山いるので結局数学英語化学ゲーなんですけどね。でもその学校の生物の問題形式傾向と自分が合ってるかどうか赤本見て確認するべきです。
 
私立医学部は難易度もそうですが、真っ先に思い浮かぶのは学費でしょうね。大体3500万くらいかかります。1年で600万とかですかね。おかしいです。
家にお金がなくても、今は奨学金とか借りて私立医いけるみたいですが、留年したら奨学金停止とかあるみたいなんで注意ですね。あと途中で放校とかなったら完全に詰みます。借金が数千万円かかった状態(さらに高齢)で社会に放り出されますからね。
医者の家系で家に金が唸るほどある人以外は危険なので私立医にはいかない方がいいでしょう。ていうか学費の半分の2000万を受け取って、普通に働きながらそれで細々と遊んで暮らす方が人生の満足度上がると考えるのは僕だけですかね?
 
国立医はまあ思ってるより受からないので2浪までで止めるべきでしょうね。医学部浪人を重ねて、年齢だけ増した高卒が誕生するのは辛いです。特に、医学部に拘らなければ現役か一浪時に有名大学に行けていた場合は。(医学部多浪より仮面がおススメ 2023年追記)
 
歯学部は私立の学費が医学部に次いで高く、私立薬よりも全然高いですね。最近はネットの論調(コンビニより開業歯科の方が多いみたいな)による影響か知りませんが、歯学部の人気が下がってますね。2つの学部を持つ旧帝で比較しても、歯学部の方が薬学部よりも偏差値が低いことが多いです。しかし、未だに歯科医師免許を持ってなれる公務員では薬剤師からの公務員よりベースの給料は高いらしく、年収だけで考えるなら歯学部の方が良いのでしょうか。まあ、今の若者はワークライフバランス重視ですから、仕事が緩いイメージの薬学部の方が仕事が大変そうなイメージの歯学部よりも人気になってるんでしょうかね。
歯学部は国家試験の合格率がかなり低めなのも少し不人気ポイントなんですかね。前述した私立歯はかなり偏差値的にも低い学校が多いため、そういう所が下げてるというのはよく言われてますが、まあ不安になる人もいそうです。
実際、医学部から下げるとしたら薬学部or歯学部になることが多く、どっちを選ぶかは受験生やその保護者の考え方次第って所でしょう。そこはこのブログでどうのこうの言う所ではないかと。
 
次は工学部(応用化学)ですか。これはまあ普通に受ければいいと思います。基本どこでも受けられるはずです。化学系は生物系と異なり、学校推薦がどこの会社からも無かった‥‥。というようなことはなく、工学部の学科の中では真ん中くらいの需要らしいです。まあ、機電情とは違って就活力ブーストが起きる訳ではなく、大学名相応の感じでしょうか。
 
上では挙げませんでしたが、数学が得意な生物選択者は工学部情報工学科や理学部数学科、情報科学科といった情報系学科に進学するのも上手い一手だと思います。情報系が就活に強いのはご存じの通りだと思いますが、大学入試段階では理科の選択の縛りが薄い大学も多く(情報系はどちらかというと数学が基盤であり、あまり物理が占める要素が少ないため)、大学を選べば生物選択でも大学名を落とすことなく受験することが可能であると思います。
 
これもまた挙げてなかったですが、看護科等の医療系学科もありましたね。放射線技師は物理必須な所が多いので、それ以外の医療系学科について話します。おそらく、そういった進路に進みたい人にとっては生物を選択することはむしろアドバンテージになると考えています。
理由は、大学で学ぶ専門が高校生物を基盤としていることや、あまりシビアな入試難易度にならないため、理科の選択科目による有利不利がそこまで影響しないからです。高校生物という科目の特徴は、高いレベルを目指すにはコスパが悪いが、最低限の偏差値や点数をとるにはむしろコスパが良いというものであるため、生物を選択して医療系学科に進むというのは、おそらく一番現実的で上手いルートだと思います。
 
生物選択の進路として始めに書いた理学部(生物)、農学部、工学部(生命系)は就職だけを基準にすると行くべきではないでしょうね。もちろん、大学に行く意味は就職だけではないので興味のある分野に行くのが一番ですが、適当に中途半端な気持ちで理学部という選択は間違いでしょう。
生物系(バイオ系)は学費がかかる(私立の場合他の理系学科と同じ水準。国立なら同額ですが)反面、特に役に立つ技術が身につく訳でもなく、資格がある訳でもなく、そもそも生物系の業界や企業が殆どない。というのが、短くまとめた特徴でしょう。
生物系の企業が少ないせいで、旧帝大修士のような、他の学科であればまず間違いなくその専攻を活かした企業で研究開発に携われるようなスペックであったとしても、バイオ系の場合はそこから狭い枠を争って戦わなければいけない状態が起こりうる、らしいです。
専門を活かした就活をしないのであれば、そもそも文系に行った方が良いですからね。学費にしろ学業に使う時間にしろ得られる大学名にしろ。一般的な価値観なら間違いなく高校時に文系を選択しなかったことを後悔すると思います。
バイオ系就職の惨状はここで書かなくてもインターネットに沢山書かれてるので省略します。(2021/6/9に記事の下の方に追記しました。むしろこれがこの記事のメイン)
 
 
 
それでは本題に入ります。つまり生物選択者が工学部機電系に進学するには、です。 
なんか理学部生物で就職のなさに絶望して専攻ロンダとかいうので、大学院から専攻変えるって人もいるらしいですよ。ですが今回は、大学院ではなく学部入試を考えます。
 
私立
これは普通にいけます。march以下の工学部機電系は理科は化学で受けられます。やったね。4工大も化学で受けられました。上智理工も化学で受けられます。すごいね。
理科大以上は機電系は物理固定なんで注意ですね。
早慶理工一般も物理固定ですが、そこは普通にむずいんで考えなくていいでしょう。普通の受験生じゃ受からないです。
現実的に考えると私立工学部機電系に生物選択で入りたいなら理科大のA、C方式ですね。センター利用は工学部でも生物が使えます。B方式は残念ながら受けられません。でも生物を選んでしまった代償と割り切るしかないです。
あとは豊田工業大学もおススメです。センターで理数系3科目で83%。もしくは全体で80%取れれば受かります。ただ、面接がありそこで何故生物選択なのに機電系を受けた?って説明をしないといけないので厳しいと思います。医学部にしろ面接はクソですね、ええ。(今考えると、生物を学ぶうちに、その機能や構造を工学に応用することに興味を持ったとか言ってれば良さそうなので簡単そうですね。バイオメカニクスみたいな。まあでもこの志望動機は一回工学部に通い終わった今考えつくものであって、生物選択の高3がぱっと思い付くかは怪しいですね 2023年追記)
 
 
国立
まずは前期。正直まともな国立大は機電系だと二次もしくはセンターで物理が固定なので受けれるところがまずないです。北大の総理に化学重点で入って、機電系に進振りっていうのが生物選択の最高到達点でしょうね。あっ、東大があったか。まあ東大なら理学部生物でも大学のネームバリューで就職を有利に出来るのでそんなに問題じゃないでしょう。
レベルの低い国立工学部機電系は普通に化学で受けられます。
 
次は後期。山形大の後期(センターのみ)なんかは理科なんでもいいんで機電系を受けられます。他は、工学部一括募集してるとこに入って、進振りで機電系に行くって選択もあります。新潟大学とか宇都宮大学とかですね。他にもあるはずなんで調べてみましょう。
でも5Sと呼ばれる大学群以上の国立大の工学部は全部物理固定なので高望みは出来ません。
個人的なおススメは名古屋工業大学の後期です。そこは非常に珍しく(このレベル帯だと名工のみ)、化学で受けられます。でも後期名工は難しいからなー。前期医歯薬や旧帝理系受験者でまともに成績取れてたけど落ちたって感じの人しか生物選択だと受からない気がする。
 
正直、生物選択で国立工学部機電系を受けようと思うと、本来の自分の成績より名前落ちした大学にしか進学出来ないですよ。そもそも物理固定じゃない大学が珍しいので。
 
 
というわけで沢山書きましたが、結局は本当に生命科学に人生を捧げたいって人は理学部生物科に行って下さい。でも、バイオ系の就職がやばいらしくて将来が心配だって人は、僕の記事を少し参考にしてみて下さい。
 
一番手っ取り早いやり方は物理を独学で始めて物理受験することです。生物選択者には医学部志望が多いから言いますが、はっきり言って物理受験の方が受かりやすいです。それに、理工系に進む場合も、高校物理を履修した状態で入学した方が良いと思います。
今はまだ4月。これを見てる高3生、浪人生へ。まだ物理にしても間に合います、余裕で。 
 
結論
生物選択は国家資格が取れる医療系学科に行けなかったら就職不利(専門を活かした就職が難しい)な学部学科にしか行けないから不遇だと思った。物理選択で言うところの工学部機電系みたいな受け皿がないのは辛い。
 
追記
色々書きましたが、結局本人がやりたい進路を自分で選択して選べば良いだけなんでしょうかね。そもそも、就職のために何がなんでも機電系、ではなく自分の適性と将来の方向性の兼ね合いによって進路を決定するのが一番ですね‥‥。
 
しかし、改めて生物選択をした場合の進路を一覧にして整理してみた所、ヤバいのは資格の取れないバイオ系・生命科学系だけっぽいですね。(実際そういう学科は教員免許取る人多いからな)
なんなんだこの罠は。
安易に生物を選ぶ(まだ選択の余地あり)
安易に理生を選択する(これが駄目)
って感じだったのか。新たな気付きが出来て、この記事を書いた意味がありました。
 
しかし、物理選択だったとしても、理学部物理科に進んだ場合の就職は厳しいと聞く。(まあ実際は研究テーマによっては工学と変わらない内容だし(物性とか)、メーカーへの理系就職みたいなのは普通に出来るっぽいが)
物理選択でも生物選択でも、自分が選んだ科目を「応用」して社会に役立つにはどうするか(どういう学部に進むか)を考えることが大事ってことなんですかね。(結論)
 
最後の追記
遺憾なことに、俺のブログで一番アクセスされてるのがこの記事なので少し内容を追加します。未来ある高校生が大学進学を考える上で、何かのきっかけになればと思います。
 
兵庫県立大学教授のブログ記事。この人の他のコラムも為になるのでおススメ。マジで神のような先生である。(会ったこともないがブログの内容が面白いので)。研究所のHPらしいので何か問題があったら直ぐに消させて頂きます。

俺は現役時、後期日程で理学部生物科に合格したのだが(そこしか受からなかった)、いざ入学するか決める時期にこれを読んで入るのを辞めた思い出の記事。

t.co

 有名な「ピペド」とは何かを解説したアンサイクロペディア。ネタ記事のはずが概ね正しいらしい。

https://t.co/DZUGT2THOP?amp=1

パンピー向けのサイトも少々。「バイオ 就職」って打つだけでこんなサイトしか出てこなくて普通に名誉棄損だと思った。

t.co

t.co

バイオ学部生の転部・転科を目指すスレ。内容が古いが読み物として面白いので是非。キャンパスゼミ(マセマ)の電磁気学とかラプラス変換とか、このスレ読んだ後に買ったので届いたときはなんか感慨深かった。

レス11、12に前スレのリンクあり。

t.co

就職板の生命科学専攻者スレ。レス19、20から全スレ読める。part30くらいまで続いているのに、バイオに対して一切のポジティブな意見がないのが印象的でした。

t.co

専攻ロンダまとめ。バイオ系だけでなく、普通に外部の院試受ける人にとっても面白いと思う。

t.co

本スレの一部。

science6.5ch.net

science6.5ch.net

 

まとめサイトでまとめられてるやつ。

t.co

 

t.co

 

swallow.5ch.net

 

個人ブログ。ほぼ全学科に対して記事があり、バイオだと農学部の記事が該当するのだろうか。

農学部バイオ系

https://nururi.com/bio-major/

工学部機電系

じゃあ、機械、電気電子学科 | ぬるりと生きる。

これらは全てネットの顔も分からない奴が書いたものであり、社会に出たこともない俺からはこれが「真実」だとは口が裂けても言えない。現実社会では生命科学科の学生は就活で引っ張りだこで、機電系の学生は全く需要がないのかもしれない。
だが、俺が間違いなく言えることは、これらのサイトをもっと前に知っていたならば高1の時に生物を選択していなかったはずだ。

 

(本当の最後の追記)

2023年、俺はようやく自分の大学受験に終止符を打つことが出来た。最後の年は物理生物選択での受験となったため、物理選択と比較した生物選択による影響を実体験から語れる極めて稀な人間になれたのではないかなと感じる。

そこで改めて感じたのは受験生物という科目の競争における不遇さである。共通テスト2023の生物はアホみたいに難しく、得点調整を加味しても物理選択とはかなり点差がつく結果になったと思う。そして、国立2次でも、物生どっちの方が点数を狙えるかと言われたら圧倒的に前者で、どちらの科目を選ぶかでかなりの点差が生まれてしまうと俺は個人的には思った。(まあ2021の共通テストは生物が簡単過ぎたからおあいこって気持ちは分かる。単純に共テの難易度が安定してないのが悪いのかもしれん)

あのさぁ‥‥。試験の競争でも不遇で、選べる学科も就職に不利なのばっかりってどういうことだよ‥‥。マジでこの科目なんなんだよ‥‥。と、生物アンチとしての姿勢は変わることがないまま受験が終わってしまった。

まあ、俺は生物の学習内容自体は普通に面白くて好きだよ。試験科目として嫌いなだけで。

つーか、アンチってのは一度そのコンテンツを好きになってないとそうはならないからな。嫌いという気持ちは好きの気持ちの裏返しなのである。俺高校の時は一番好きだった科目生物だったし。今では一番嫌いだけど。(生物くんには愛憎入り乱れた感情を持っています)

 

久々にこの記事見返したら、最後のバイオ系就職の悲惨さを紹介するサイトが所々消えちゃってるから、別のブログも色々引用して終わりにするわ。「ピペド」だの「バイオ系 就職」だの検索エンジンに打ち込めば無数に出てくるけどな。改めて思うとバイオ系ってかなり人生の罠感ある進路だわ。学費は理系相応なのに就職では理系就職が厳しく、研究室に時間取られるせいで文系就職でも不利になるってだけでキツいよな。一般的に同一大学なら理系よりも文系の方が入りやすいため、学校名も犠牲になってしまう。その場合文系就職に大きく影響するしな。そういう人生がやりたくないって奴は選ばないように。それでも理学をやりたいって熱い意志がある奴だけが突き進むべき道だと今でも思うよ。

とあるピペドの備忘録 - 当HPについて (fc2.com)

生物系が就活で苦労する理由1 | bioresearcher.net

4年間通った経験者が生物系学部に進学すべきでない理由を5つ語る! - The ブログ (sasashi0526.xyz)

生物系の就職はなぜ厳しいと言われるのか?その理由を元バイオ系院生が解説します|理系研究室のクチコミサイト|OpenLab (openlabmg.com)

https://baio-labo.com/seibutugakubu-shushoku-hisan/

https://ameblo.jp/mumubio/entry-12427704660.html?frm=theme

最後のurlはリンク貼った記事だけじゃなく、ブログ全体を読んで欲しい。やはり、アカデミアでの研究というのは、実家が太い人やいざとなったら結婚によって自分が働かなくてよくなる手段を取れる性別しかやってはいけないんだなと思わされる。(ブログ主の属性を見てより強く実感した。個人的にはブログ主のような属性の人間は、俺は大嫌いです)

でも逆にバイオ博士だったとしても、専門を捨て、学位を武器に文系就職をすることで一般人ルート(なんなら学位により少し恵まれた状態になる)に戻ることも出来るんだな、と思った。

その場合は文系出身者と遜色ないコミュ力・社交性が必要になるのだろうが。

 

この記事は、事前によく調べないで理学部生物科などのバイオ系学科を受験・進学しようとしてる、昔の俺みたいな受験生向けに書きました。ネットでは有名な話ですが、バイオ系学科は構造的に就活に弱く、それを事前に知らないで進学することは人生におけるトラップ的なものになってしまうと考えています。

勿論、生物学が学びたくて、その辺の情報を十分認識して、それでも学びたいという人が進学するのはとても良いことだと思います。というか、そういうやる気のある人が学問を発展させていくんだと思います。

 

にしても、バイオ系では理系のメリットの一つである内定の取りやすさは得られないというのは、高校生の時点でしっかりと学校の進路指導なり周りの大人が周知するべきだと思うんですけどね。(それとも実はあまり当事者の間でしか広まってないんですかね)

 

本記事では「一般就活において、面接力が弱い陰キャであってもサラリーマン(正社員)になれる」ということを「就職に強い」と定義していました。面接力が強い人間が上に行くチャンスを掴むには、みたいな意味で「就職に強い」とは書いていません。

その中で工学部機電系修士からのメーカー就職が固いのではないか、という思想の元、記事を書きました。

大きめの会社の正社員(技術系総合職)になることが大学進学の目標であるなら、理系進学の際の学科選択はなんなら偏差値の高低なんかよりも重要である、ということを受験生に示したくて書いた記事です。