俺はエヴァはTVシリーズと旧劇場版、漫画版と新劇場版のQまでしか触れてないのでこれから書く感想で、別媒体では言ってましたよみたいな間違いがあるかも知れない。あったらすいません、先に謝っておきます。
やっとシン・エヴァンゲリオン見れました。というのも、公開日の3/8の朝8時から見る予定だったんだが、完全に昼夜逆転している俺はいつも朝8時は寝る時間なので、寝坊して見に行けなかった。その次の日も朝起きられず、今日は夜中ずっと起きてることでようやく映画館に行けたって訳。
正直、シン・エヴァンゲリオンの公開が延期延期になってた1月くらいの時はそこまで見たいってモチベがなかったんだが、そろそろ公開するし新劇場版見直すかってなって見てみたら普通に続きが気になって、モチベーション高く見に行くことが出来た。
この3日間ネタバレが怖くてTwitterやら5chやら全て絶ってたから俺にしては頑張ったと思う()
感想としては、ちゃんと完結したなって思った。予想を上回る程良かった。
シンジのコンプレックスであった父親、ゲンドウとの関係も、後半で大きく尺を使い、今まではそんなに語られていなかったゲンドウの過去も詳しく描写され、対話を通して親子間の関係はやや解消されて良かったと思う。旧劇ではゲンドウとシンジはちゃんとした会話なく人類補完計画が始まってしまうが、新劇ではその辺が違ったな。
個人的には旧劇のラストを踏襲しつつの完結だったのが良かったな。
ゲンドウが「人と関わる世界を望んだお前〜」ってところで、あぁこれは旧劇の結末を踏まえての物語なんだなって感じた。
旧劇と言えば、ミサトの部屋とかアスカとシンジの最後とか色々小ネタが入っててクスッと笑えたな。
旧劇では傷付いても他人と関わり合いがある世界を望んだってところだったけど、そこから更に成長して完結って感じか。
普通に良いラストだと思う。エヴァンゲリオンもこれで完結な訳だし、思春期を終えたシンジくんが大人になって自立してっていうので綺麗に終わったと思うな。
旧劇みたいに、人と関わるのが怖いとか人と上手く関われない自分が嫌いとかそういう切り口でやっていくのかなって思ったけど、新劇は別にそんなことなかったな。まあ前半のシンジくんはかなり無口っていうかアレだったけど、そっからシンジの内面世界へって感じじゃなく、普通にストーリーが進んでいった。
確かに、俺も見たときはびっくりしたがそもそもエヴァは恋愛がどうのこうののアニメじゃないだろと。精神的に未熟なシンジがエヴァンゲリオンパイロットとしての経験を通して、現実の世界の中で自立していくってのがメインテーマであって、別に恋愛はそこまで関係ないだろ。
まあ旧劇のラストで、シンジを受け入れるのはアスカしかいないみたいな感じになってからの、これ(ケンケン呼び)だから気持ちは分かるが、だからといって新エヴァはNTRだよっていうのはナンセンスっていうか、思慮が足りてないというか‥‥。
だが、ニアサードインパクト後の厳しい過酷な環境の中でしっかりと自分の役割をこなして生活する優しい男ケンスケと、体育座りをしたまま俯く陰気な男シンジを比べると、どっちを好きになるかは結論出てしまう気がするが‥‥。
14年後の世界になったから、新たな登場人物とか人間関係が生まれてて面白かったな。ミサトと加持の子供とか、トウジとヒカリの子供とか。まあ、その2人はそうなるのは当たり前な気はするけど、新劇で初めて語られた訳だから、なんかなるほどなぁと思った。
ストーリーの流れとかはそこまで理解しにくいってことはなかったけど、南極にあったものとか槍の詳しい設定がイマイチ頭に入ってないから、その辺の舞台設定もしっかり理解してからもう1回劇場で見たいなって思った。
俺もアニメから自立して大人になりたいです。