久しぶりにブログを更新してみたくなった。本当はこのブログは俺のアニメ漫画ゲームの感想を忘れないように書く用だったんだが、完全に停滞してしまっている。本当は他にも色々書いておくべきだった作品は沢山あったが(ペルソナ4、5や神のみぞ知るセカイなど)、そいつらは一旦置いておいて、今後は終わり次第感想を書くようにしたいと思う。やっぱりクリアしたり読んでから時間が経つと駄目だわ。ブログってすぐ書かないとリアリティが薄れてくるな、ってこういうことなんだな。
7月の七夕辺りでおやすみプンプンが無料公開されていた。昔から鬱漫画として有名な作品(読んだ後はジャンル違うなって思ったけど)なので一度は読んでおきたいと思い、7/9にぶっ通しで読み(15時間以上かかった、じっくり読んだので)なんとか無料期間内に完走。
感想を一言で言うなら、俺も「運命の人」に出会いたいだけの人生だった。おやすみプンプンを読んだ後、人生で初めて彼女が欲しくなった。本当は大学受験なんてどうでもいい、俺はただ「運命の人」巡り会えたらそれだけで‥‥‥。(田中愛子に人生めちゃくちゃにされたかった24歳男性)
え?俺の人生は既にアニメ漫画ゲームでめちゃくちゃになってるって?
つーか、この作品、普通にハッピーエンドなんだよなぁ。最後は愛子ちゃんと「両想い」になれたわけだし。
チー牛ワイ、彦星(牛飼い)になりたい。
でもちょっと待てよ?絶対プンプン顔イケメンだろ!時折出る大まかな外見とか、南条の肖像画とかでそれは明らか!
俺は雄一おじさんの本当の顔が神様なんだと思って読んでたけど、絶対違うわ。イケメンじゃないと翠さんみたいな都合の良い年下美人から好意持たれないだろ!なんか過去に彼女いたり女の子と闇に飲まれそうになったりしてるし、そんなおじさんが具志堅みたいな顔な訳ないだろ、いい加減にしろ!貧乏フリーターが女からモテるって顔面しかないってそれ一番言われてるから。
マジでふざけんじゃねーぞ!結局イケメンじゃねーとあんな「恋愛劇」は不可能って訳かよ‥‥。と、別の意味で鬱になってしまった。日本の未来は陽キャとイケメンに任せたわ。
まぁそんな訳でリアルで彼女が欲しかった気持ちも読後2日くらいで消え失せ、じゃあ俺はどうすればいいんだよ!教えてくれ神にーさま!ということでギャルゲーをプレイすることに。
っぱ、コレっしょ(笑)
日本には沢山の美少女がいますから(笑)
今年で24歳になる、俺。周りはマッチングアプリだの合コンだので彼女なりセフレなりを見つけているのだろう。俺はインストールすらしたことないが。もう同級生は正社員として働いて結婚して子供もいる奴だっているはずだ。俺は働いてすらいないが。
‥‥。そろそろ俺も「本気」出しちゃいますか!w
神漫画家、若木民喜先生のインタビュー動画でMS-DOS時代のギャルゲーに興味を持った俺は、自分の産まれる前のレトロゲームをやりつつ彼女を作る一挙両得をしてみたくなり、当時の作品で評判が高く、現在DL版で楽しめる「同級生」に目を付けた。この作品は2020年に現在の画風でのリメイクが出たが、俺は当時のWin版でプレイした。(DMM、ありがとうーーー。)
全体を通しての感想は、俺が産まれる前にこんなに面白い恋愛シミュレーションゲームがあったんだなって驚いた。日本凄いなって。
やっぱ日本の唯一の強みはギャルゲーなんだよ。母語が日本語という圧倒的アドバンテージがあるのにも関わらずギャルゲーやらない奴馬鹿過ぎるだろwww
ギャルゲーとはマウスクリックして、流れてくる文章読んで選択肢選ぶだけって認識でずっといたけど、同級生は全然違ったわ。女の子に出会うために町に出て自分で行く場所とか選んでって、凄く「自分で動かしてる感」があるゲームだった。これが「恋愛アドベンチャー」なんだなと。なんか、こういうシステムは、主人公=俺感を演出するのに凄く有効だと思った。
しかし、その分自力で攻略するのは難しいと思った。1周目で上手くいかないのは勿論だけど、何回も自分でプレイして、どの時間帯にどこで誰が出るかメモしてってのをやらないとエンディングまで行けない気がする。自分で攻略するなら面倒だと思うわ。やっぱキャラがどこに出現するのか調べるのに手がかりが少なくて総当たりしかないってのがな。(毎日1000円払って占い受けるのが丸いか)
セーブするのもいちいち家帰って時間を経過させないといけないし、結構大変かも。
俺はしゃーなしで攻略サイト(1997年とか書いてあって時代を感じた)を使ってストーリーを見てしまったが、舞くらいは自力で攻略したかったな(後悔)
(俺は、Win版でヒロインのEDを見る→リメイク版のコミカライズのその娘の話を読んでストーリーを振り返りシコる→次のヒロインのEDを見る、というのを繰り返しています。)
個別キャラの感想(ED見た順)
多分このゲームで一番可愛い。なんか、ヒロインなのに一番人気じゃない(美沙が一番らしい)ので色々言われてるが、俺は一番好きです。
最初は立ち位置的に藤崎詩織タイプ(難易度高い)かなって思ってたけど、むしろ一番簡単なんじゃないか?水泳部、公園、家、駅行ってるだけで普通にデートまで行けるし。素晴らしい女の子です。俺のこと好きだし。
現代のお嬢様キャラは大体裏表あったり、実は裏では‥‥みたいなのがあって、それは受け手の意表を突く為の要素だったのにむしろそれが定番になってしまい、普通のお嬢様は逆に珍しい(らしい)。しかし、桜木舞は黎明期のキャラクターであるからか、最後までずっと可愛らしいお嬢様だったわ。やっぱ俺お嬢様キャラが好きなんだよね。
古いゲームであるにも関わらず凄く絵が綺麗で、全然現代でも戦えると思った。遊園地デートに至ってはお化け屋敷で抱きしめられた所とかドキドキしっぱなしだった。プールに会いに行って彼女と会話するだけで楽しかった。いい思い出です。
それだけに俺は終盤の健二が許せない。ラブホテル前で舞と健二の2人を見た時、ガチでショックで気持ち悪くなった。舞を信じてシナリオを進めるも、マジであの後ホテル入ってないんだよな‥‥?って気になって仕方がなかったわ(処女厨の鑑)
Hシーンは凄く気持ちが繋がった感じで、あぁこれがいちゃらぶセックスなんだなと感じた。俺、絶対舞を幸せにするよーーー。
すまん、俺はもう舞と両想いなンだわ。健二、もうお前の出る幕は無いぞ。
このゲームの良い所は攻略後の未来のストーリーが丁寧に描かれる所だと思うわ。
俺は高校卒業後、舞に相応しい男になる為に小説家を目指して邁進していく。高校生の時は何の目標も無かった俺がまさかこんなことになるとはな(しみじみ)
何年経っても芽が出ない俺は、舞を連れておでんの屋台で酔い潰れることもしばしば。情けない男でごめんよ、ごめんだで。
でもそんな俺のことを舞は、あなたが私の側にいてくれてるだけで幸せと言ってくれる。嬉しくて情けなくて涙が出る、俺。
だが、いつしか実を結び、俺は有名小説家へ。文壇でのし上がり、大きな家も手に入れた。隣にいるのは勿論、舞。でもさ、時々俺思うんだ。名家の娘だった舞を、半ば駆け落ちみたいな形で結婚しちゃって、本当に彼女はそれで良かったのかな、後悔してないかなって。幸せな日々の中で少しだけ不安になる時があるんだ。
「なぁ、舞。俺と結婚して幸せだったか?」
「あなたがいてくれるだけで、私はいつでも幸せだったんですよ。」
それを聞いて思ったよ。俺、舞と結婚して良かったってーーー。(完)
斎藤亜子
薬剤師。
「俺たちがコンビニで袋詰めしても時給900円なのに薬剤師は時給2500円なんだぞ。これもう親の敵だろ!」って前日にしたツイートを反省した。
彼女の黒髪ボブのあの髪型、好きです。(黒髪ボブ厨)
となったため優先して攻略。
現代風に言うなら重い女とか、ヤンデレとかそういう属性なんだろうな。彼女とは公園でデートをしたが、凄く楽しかったな。お尻が大き過ぎて滑り台に挟まるって、ギャルゲー史上この娘だけだろうw
俺は亜子と結婚を前提としたお付き合いに了承した後、美穂とラブホテルに行ってしまった。
しかし、美穂は途中で寝てしまいおぶって帰ることに。これで良かったのだ‥‥。
結局、俺は亜子だけ、亜子は俺だけという理想的な状態で婚約?付き合い始めることになった。
高校の時は何の目標もなかった俺だけど、亜子と付き合ってからは、「薬剤師」という夢が見つかった。
いつかはあの薬局の経営を手伝って、2人で店を支えられるといいなーーー。
実はED入る前まではなんかやる気なくてストーリーに気持ちが入らなかった。でも俺が高校卒業後2年浪人して薬学部入って亜子の親に会いに行くって所で一気に引き込まれた(浪人生の鑑)。他人事じゃないからなw
つーか、亜子と同棲して養って貰いながら受験勉強出来るってお前ふざけるなよ?俺くんの長きに渡る受験生活にはそんな女性一度たりとも存在しなかったんだが?俺もはやくそれになりたいんだが?って気持ちでいっぱいだった。
俺も2浪して薬学部に入りたいだけの人生だった。
田中美沙
一番人気キャラなので期待してプレイ。あー、これが「陸上部」のギャルゲヒロインなのか。歩美の原点はこれかと思った(流石に原点ではないか)
大会近いからね、しょうがないね。
つーか、俺、「一番人気キャラ」が刺さらないのかもな。アマガミの七咲もまあ嫌いではないけどそこまで刺さらなかったしな。
スカートの下に履いた水着を見せてもらったシーンは、流石の俺も年甲斐もなくドギマギしたし、ラストシーンの温泉入るところではドキドキしっ放しだったけど。
‥‥まあ、そんなもんよ?
ゲーム内だと、初日に校舎に行くと初めてCGが出て会話するキャラクターだから、プレイヤーの印象に残りやすいだろう。マウスで色々なところクリックして会話が出来たり絵が思ったよりも綺麗で、最初に彼女と会った時は色々と驚いた。このゲームのチュートリアルキャラクターだな。
肝心のストーリーはというと、俺が一番期待していたクリア後の話は、「えっ、ここで終わっちゃうの!?」って感じだった。(まだやってないけど2に繋がるらしい)
あぁ、結局家族と色々あったみたいだけど、体育大学に行くのか。卒業後は俺と一緒のアパートに住むのか。と感慨深かった。
しかし、大学3年になるとき、体育大学特有の寮生活により1年は別々のところで暮らすことに。夜、彼女が電車に乗って別れるところを見送る俺。1年なんてすぐさ。センター試験から次のセンター試験までなんて一瞬のこと。(多浪特有の時間感覚)
また、美沙と一緒に暮らせるのが楽しみだな。とか思ってたら電車を見送ったところで終わってしまった。えっ、マジ?
その先の結婚生活とかやってくれると思ったんだが。なんか急に終わってしまってショックだった。
鈴木美穂
吉川ちなつ。
この子は告白シーンで、俺のことが3年も前から好きで、男の子からの告白とか断ってたって分かったところが印象的だったな。そんなに昔から俺のこと好きだったのか‥‥。もっと早く気持ちに気付いてやるべきだったな。すまなかった。
亜子ルートのついでで最後のラブホテル行くCGは回収しちゃったから、別の女の子と最後まで行ってたらセックス出来ないのかなと勘違いしてたけど、別にそんなことなかったっぽい。
正直、間太郎に感情移入して少し悲しかった。
その後のストーリーは両親に挨拶するとか、今後のこととかあって結構満足だった。それに成長して髪の毛を下ろした美穂の姿にはビックリした。
ちょっと!ギャルゲーやってる時に就職とか言わんといて!
結婚生活上手くやっていけるか不安だけど、頑張るしかないよな。
実はやったギャルゲーは同級生だけじゃないんだなこれが。(恋多き男)
5月ごろに穢翼のユースティア買って以来ちまちまプレイしていた。このゲームは名作エロゲーとして非常に有名で、シナリオの良いノベルゲーを求めていた俺にぴったりだと思い購入した。6、7月は授業が忙しかったため、エリスルート辺りで放置してしまっていたが、夏休み入る前からやる気出して再開して一気に終わらせた。
内容はダークファンタジーで、貧困街で娼館の用心棒をやっている、腕一本でその日の食い扶持を稼ぐようなアウトローな男が主人公。
エロゲーは、主人公の男がイケメンで性格もカッコよくて、あぁ、このキャラならヒロインから好かれるわって納得感のあるキャラクターじゃないと拒否反応が出るんだが、この作品の主人公のカイムは、好感の持てるイケメンキャラでストレスを感じることなくプレイ出来た。
南條愛乃がティアの声優だったなんて、ネット見るまで分かんなかったよw
声優としてレベルが高過ぎるだろ‥‥。やっぱジョルノなんよ‥‥。(ラブライバーの鑑)
逆にジークが三木さんなのはすぐ分かったなw
まあ、声カッコいいからな。イケボなんかなぁ。俺は声も顔も悪いけどね(笑)
このゲームは流れが特徴的で、一本のストーリーの中で途中で話が分岐してヒロインとの個別ルートに入るようになっている。つまり、この世界の舞台設定とかティアの謎とか、俺が本当に知りたかったことは何一つ分からないままヒロインとのハッピーエンドになってしまう。
そのため、1人のヒロインを攻略した後、「俺はそれでも『真実』が知りてンだわ」って気持ちで分岐する前に戻ってストーリーを進めるといった流れになる。
つーか、このゲーム買ってからクリアまでめちゃくちゃ時間かけてるわ。前期の間、俺の心はずっと特別被災地区にありました。
攻略順
彼女とは黒羽捕縛のため共に仕事をした。実はフィオネルートをクリアしたのは5月頃でその時はギャルゲーのプレイが久々だったため凄く新鮮に感じ、このキャラを本気で好きになった。カイム(俺)と牢獄で仕事して暮らしていくってのが一番しっくりくるキャラで、俺、この娘と結婚するのかなぁ。でも俺はもう霧矢あおいさんと結婚してるしなぁってその頃は思い悩んでいた。(24歳童貞)
ウェディングドレスを着たフィオネは凄く魅力的で、俺は牢獄でフィオネと幸せに暮らしていくのもアリかな〜ってなってた。でも、黒羽の謎。ティアの謎。この作品とストーリーや世界の謎。全てが闇の中で終わっていいのか?という気持ちでフィオネを選ぶ前のところにロードし、別の道を選ぶ。正直辛かったけど、それでも俺は先に進みたかったからさ。
別のルートでは結婚していたフィオネとも、なんか他人のような感じになって話が進んでいくのはちょっぴり悲しかった。
エリス
まず言いたいのは、クリアした後に調べたら声優が浅川悠さんだった。通りで聞き覚えのある声質だったんだよ。(アマガミの塚原先輩で)
なんか、好きなギャルゲーのキャラの声優を調べたら、別のギャルゲーの好きなキャラも担当していたって分かった時、「あぁ、俺の世界ってギャルゲーで完結してるんだな」って感じて愕然とした。
かなり過去が複雑に絡み合ったせいで、エリスと俺は今後どうなっていくんだって思ったけど、風錆との抗争を通して、収まるところに収まったのかなって感じだ。
ラストシーンでエリスが俺の子を身籠ったが、なんかその時凄く実感したよな、「あぁ、これが父親になることなんだな」って。
あと、追加シナリオのウェディングドレスをメルトから貰うところとか結婚式した後とか、なんか、これが「結婚」なんだなって感じで印象に残った。
聖女様。なんか俺ギャルゲーでこういう聖職者?聖女?の属性の女の子と関わったことない(リアルでは女の子と関わったことないw)から新鮮だった。
チェスで交流するのが印象的で、俺もルール覚えて少しだけCPUとプレイしてみた。将棋よりも明らかに駒が強くて盤面も狭くて、もしかしてこのゲーム将棋より決着が相当早いんじゃね?って思った。あと、ルール詳しくない時は相手の駒ほぼ取ったのにステルスメイトで引き分けにされることが多くて、意外とこのゲーム圧倒的に優勢でも引き分けに持ち込まれることあるんじゃね?って思った。
コレットルートはストーリーが良かったなぁ。コレットとラヴィリアが2人で一緒に崖から落ちていく中で、本心から心が通じ合いわだかまりが解けたシーンは凄く良かった。
つーか、そもそも俺は百合作品が人生で一番好きで、正直、百合>>>(越えられないライフワークとしての壁)>>>ギャルゲーだから、なんか、俺(カイム)が2人の邪魔をして良いのか?と疑問に感じた。
まあでも、俺の活躍によって結果的に2人が処刑を免れた訳だし、彼女らを支えられたから良いのかな。それに、このルートだとコレットは俺のこと好きな訳だし、まあ、下層でコレットとラヴィリアを支えながら、コレットを付き合っていくって道もアリなのかな‥‥?って感じだ。(百合好きとしての葛藤)
しかし、まだまだこの都市の「謎」は掴めないままで、いずれは「真実」を掴み取って、ジークの誤解を解いて、メルトの死を弔わないといけないな‥‥と思った。
ラヴィリア
ラヴィリアルートは、処刑前夜にコレットとセックスしないと突入する感じだな。コレットルートとは流れが同じ。
なんつーか、コレットとラヴィリアには2人で幸せに暮らして貰いたいんだよな。
正直このルートは、あまり主人公のカイムがラヴィを好きになる妥当性が感じられず、あんまり必要性があるルートとは思えなかった。
まあでもコレットとラヴィの話は好きなので、また1回見れて良かったかな。
(就活でこれ言おうかな)
俺は日本の就職活動からこぼれ落ちた男なので、なんか感慨深かった。
労働に奉仕したいけどな〜俺もな〜
俺の顔を客観的に見るとって、どこかおかしいって意味だよな?(ルッキズム)
なんか、よくよく考えると俺が就活の場で邪険にされてたのってどう考えても不細工だからなんだよなぁ。
だってライバルのイケメンくんは人事から優しく積極的にアドバイス受けてたのに俺は一人でぼっち飯だったもんな(インターン)
まあ、就活なんて容姿コミュ力ゲーだから多少はね?
あー、現実のこと考えてたらイライラしてきた。ふざけるなよ?こっちは今、「ギャルゲー」をしているんだが?
リシア
ユースティアは、王宮に入って都市の謎を解明していく、このストーリーの核心に入ってからが一番面白いと思った。(この記事はリシアルートプレイ時に書いていました。クリア後の感想だとティアルートが一番面白かったです)
王女であるリシアも、少し世間知らずな所はあるが、王である父親への敬意や立派な王になろうとする気持ちがあり、外見も声も可愛いしで非常に好感の持てるキャラクターだった。というより、このゲームで一番好きなキャラクターだった。
穢翼のユースティアは、全てのヒロインがある程度以上魅力的である素晴らしいゲームだと思ったが、俺はリシアが一番好きだな。
王城に入ってからは、ルキウスと協力し、いよいよこの物語の最終章へ踏み込んでいくぞとワクワクしっぱなしだった。
しかし、俺も最初はスラム街みたいな地区で娼館の用心棒しながらその日暮らしをしていたが、まさかこの都市の政治の中心に関わるようになっていくとはな、と今まで進んできた道を振り返って感傷に浸った。
王が国を治める者としてどのような心持ちでいるべきなのか、少女の成長、人間ドラマ、明かされるルキウスの過去、と楽しめる要素満載だった。俺は普段ドラマとかのテーマでよくある「王宮モノ」の作品を見ないから、新鮮な気持ちで楽しめたと思う。
ストーリーで言うと、戴冠式で前国王の王冠の中に花冠を見つけたシーンが一番印象に残ったな。あそこは鳥肌立ったシーンだった。
なんだかなぁ。俺はリシアの教育係みたいなもんだったからな。彼女が国王として成長していくのを支えたいという気持ちになったな。
俺は今まで自分の為にしか生きてこなかったからな。始めて誰かの為に自分の持っているものを割いて生きたいと思ったよ。
結末的にも、ネヴィル卿の養子になって、ルキウスとまた兄弟に戻るっていうのは凄く妥当っていうかいい感じだと思う。
まぁ、リシアは国王な訳で、そんな女の子と生涯を共にするってことは俺が想像するより大きな困難が待ち受けてるんだろうが、それでも俺は彼女と一緒にいたいと思ったね。
つーか、今までスラム街暮らしだったのが、剣の腕と女たらし力で王城内でフラフラ出来る身分までのし上がったの、これもう成り上がり系なろうだろ‥‥
ティア
まーじでこのゲーム面白かった!俺はティアルートが本当に好きだった!
ティアルートは賛否両論あるらしい(ネタバレ怖くて詳しくは調べていなかったが、前情報で知ってはいた)が、俺にとっては完全に「賛」だな。まあ、「否」になる人間の気持ちも分からんではないが。
まあおそらく、カイムくんがティアを優先するって決断をするまで迷いまくったり(プレイヤー視点ではイライラするかも。俺はもう完全にカイムに「同調」してたから全くイライラしなかったけど)、かなりキャラクターが死ぬ展開だからそういうのが嫌な層には受け入れられなかったのだろう。俺はネットで自分の好きな作品のことはあまり詳しく調べないことにしている(ガチのライフハック)ので詳しくは分からないが、もしこれ以外のところで難癖付けてるんだったら、言いがかりつけてくるゴミだろうな、そいつは。確かにカイムくんは決断するまでにグズグズしてたかもしれないけど、それが人間だよ。
どうせちゃんと読んでないんだよ。20時間でクリアしたとか書いてる奴いたけど、どう考えてもボイス全部聞けないから全く作品内に入り込めてないだろ。
まあ、俺は純粋なハッピーエンド厨ではないから、ああいうエンディングも好きだけどな。
やっぱり、ネットで賛否両論になる作品こそ名作だわ。星5と星1にレビューが分かれてる作品の方が俺好みが出る確率が高いんだよなぁ(経験談)
逆に星3星4に集中してる作品は特に見どころがなく、心に残らない作品であることが多い(気がする)
俺、「好きな女の子か世界か選べって言われて、好きな女の子を選ぶシナリオ」が大好きなんだよな。世界なんて滅んだっていい!君が生きてくれていれば‥‥!みたいな。
カイムくん完全にそれだったからな、マジで熱かった。
正直ティアルート入るまではキャラクターとしてティアはあまり好みじゃなかったけど、シナリオによって「好きな女」になったよ。
あとは、ストーリー中の都市よりティアを優先するって決めるまでのカイムの葛藤で、色々と自分と重なる所があって凄く得るものがあった。
正しさや妥当性なんて関係ない。俺は自由に生きていきたい。俺も死ぬ前に後悔しないように生きよう。自分の好きなように生きよう。俺は自由だ。
社会や「全体」の為に自分の幸せを犠牲にする必要なんかないんだよな。「幸せ」に生きなければ意味がない。こんな大切で当たり前な事をこのゲームから学べたし、俺もこの先「生きる意味」を見つけていきたいなと感じた。
幸せに生きられずに何の意味がある?
幸福に生きよ!(別ゲー)
マジで今の年齢で出来て良かったわ。未来に閉塞感があるノーヴァス・アイテルはまさに現代日本だし、王城での政治の話も俺が今まで触れてこなかったテーマだったから新鮮だったし、今現在の俺の悩みに応えてくれるような作品だったと思う。
まるでどこかの国みたいだぁ(直喩)
中世ジャップランドさん!?
しかし、俺は音声は飛ばさずに全て聞き、基本的にオートで読んでいるためプレイ時間がめちゃくちゃかかった。おまけまで全部やって50時間程。ネットで調べたら、普通にやっても30時間〜35時間が相場(まあ俺がじっくりやり過ぎただけで、実際そんなもんだと思う)で、俺は非効率なんじゃないか、遅過ぎないか?って不安というかこれでいいのかって焦りを感じるけど、別にいいよな!俺は大学受験も5浪してるし、多分他人よりも時間がかかる人間なんだろう。
自分のペースでギャルゲーをやっていくよ。
ギャルゲーのクリア時間が遅いことを世界で一番悩んでるの俺だろ、ガチで。
感想
24歳無職「国なんて滅びていい」
システィナ
なんつーか、俺はルキウスと最終的に結婚して欲しかったよ、ガチで。幸せになって欲しかった。ルキウスにもな。
やっばこのゲーム、ティアルート入らないと結局都市落ちるよな。エリスルートでエリスと子供が出来たり、コレットやラヴィリアと幸せに共同生活したとしても、結局天使の力は弱まり、将来的に都市が落ちるよな。
リシアルートがヴァリアスも生きてるし、犠牲も少なく一番ハッピーエンドっぽくはあるが、都市の問題は解決しないしなぁ。結局ティアを覚醒させてカイムが頑張らないと「未来」がないからな。
実際、ティアルートはかつての友と敵対し、沢山の人間が死に、ルキウスとも道を違え、システィナやティアといった中心キャラも死んでしまう(ティアは違うかもだが)かなりキツいルートだが、この道にしか「未来」がないんだよな‥‥
キツいゲームだよ。
みんなが幸せになれるストーリーではなかったが、残された俺はそいつらの分まで生きなきゃなんだろうな、新しい地で。
なんか、「彼女探し」をするはずがこんな真剣になっちまうとはな笑